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君の美術館メンバーによる、仮想週間雑誌ブログ

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週間(笑)年サンデー(仮) #29

■ご挨拶 筆者:黒岩

どうもこんにちわ。
久々のコミック紹介ということで登場の黒岩です。
来週にはメガピアか~。





■最近のおすすめコミック 筆者:黒岩

(大いにネタバレ含むので注意)

『スプライト』(1~2巻) 石川優吾 著 小学館 2008~

『カッパの飼い方』や『格闘美神 武龍』で知られる石川先生の異色の新作。
今までの作品にはないシリアスさと恐ろしさを孕んだSFものというか、
パニックものというか・・・・楳図かずお先生の『漂流教室』もしくは、
それを原作にドラマ化された『ロング・ラブレター~漂流教室~』と
似たテイストだと思って頂ければストーリーもイメージしやすいと思います。

2008年、富士山の見える街で暮らす、
ごく普通の女子高生・時任好子(通称:スー)は、
ある日、登校中に"黒い雪"が降っていることに気付き、
どこかで見た様な違和感を覚える。
そして、同級生のキリコとミキと共に引き篭もりの叔父・正午のマンションへ
差し入れを持って行った所、先程見た"黒い雪"の塊・"黒い津波"が、
街とマンションを飲み込み、大地震のパニックを引き起こす。
マンション最上階にいたスー、ミキ、キリコ、正午は助かったものの
"黒い水"の影響で、マンション上層部に閉じ込められることになる。
他にもマンションに閉じ込められていた住民がおり、
その中の若い夫婦が助けを求め、"黒い水"に飛び込んだが、
「これは水ではない」という言葉を残し、死んでしまう。
正午曰く、この水は"時間"だという。
人間は本来、時間を与えられなければ死なず、
この"黒い水"すなわち"時間"にさえ触れなければ死なないのだと。
現に若い夫婦がミイラの様に朽ち果てたが、
胎児は急速に成長しただけで、死にはしなかった。
"黒い水"が"時間"であるという論拠はそこに十分にあると言える。
時をほぼ同じくして、
キリコがマンションの屋上への通路をこじ開けると、
屋上には見覚えのない子供たちが、
まるで難民の様にテントを張って、生活している。
訝しく思った正午が、子供たちの中のひとりに年齢を尋ねると、
二百数十歳であると言う。
彼らも「時間から逃げ続けてきた」というのだ。
子供たちの話を聴き愕然としている最中、
黒い水が地を揺らす勢いで一斉に引き出す。
そして剥き出しになる街。一見すると誰もいない街。
見知らぬ建物が建ち、傍らには「定礎2059年」と記された礎石。
どうやら"黒い津波"が時間を押し流し、
マンションごと50年以上先にタイムスリップさせてしまったらしい。

と、こんなストーリーです。
いつになく詳しく紹介してしまいましたが、
それだけ興味深いストーリーということで。
石川先生のシリアススイッチをオンにするタイミングと、
あくまで普通の人間たちの群像劇であるということを認識させる
シリアススイッチをオフにするタイミングの切り替えの妙が
光る作品です。

現在、連載の方はタイムスリップしたにも関わらず、
スーの携帯にメールが入るという事態が起こるという、
またまた過去との繋がりを匂わせる展開になっています。

果たして彼らはこの50年以上進んでしまった未来を
どう生き延びて行くのか、今後の展開も見逃せません。

| 旧 日:漫画・アニメ | 15:58 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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